本当に肌荒れが治る?ステロイド剤という謎の薬を解明!

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丸々と太っていたあの頃・・・転がったほうが走るより速いといわれていたあの頃・・・(涙) 今では普通の体系になることができ、健康レベルも上昇!っと思っていたのも束の間。大病を患ったことで再び健康と美容について考え、人の内面と外面からきれいになるべく健康意識高めのライターさんたちと今日もサイト作りに励む。そんなオーナー。みんなで内からも外からも美しくなりましょう!

肌荒れとステロイド

肌荒れに悩んでいる方って実はとても多いと思います。

にきび、乾燥、花粉、ハウスダスト、アトピー、主婦湿疹、小児アトピー、草負け、土負け、ペットアレルギー・・・
色々なことが原因で肌荒れって起きてしまうんですよね。

乾燥による肌荒れについては、アッキーさんが記事を書いているのでご参考に♪
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実は私も、アトピーがひどく、悩んでいた時期があります。
今は、全身のアトピーは少し克服しましたが、
主婦をしていると、手荒れだけはなかなか治らず、今でも治療を続けています。

皮膚科に行くと、保湿剤とよく一緒に渡される薬が、「ステロイド剤」。
あなたも、今、この記事を読んでいるということは、一度はお医者さんで渡されたことがあるのではないでしょうか?

しかしこのステロイド剤、

「強い薬だから副作用が怖い」
「ステロイド剤を使うと癖になる」

などと言われていますよね。

私も以前は、ステロイド剤を使うことに恐怖心を持っていました。

たしかに、ステロイド剤は、強い薬ではありますが、正しく使用することで、きちんと効果を発揮してくれるお薬なのです。

今日は、肌荒れに悩んでいる方、ステロイド剤を処方されたけど本当に使って大丈夫なの?と思っている方にむけて、
ステロイド剤との上手なつきあい方について、ご紹介します。

また、今回は
「外用薬(塗り薬)のステロイド剤」
についての記事なので、

内服薬(飲み薬)のステロイド剤」
のことには触れません。

治療方法、効能や副作用もまたかわってくるので、混同して考えないようにしてください!
内服薬のステロイド剤については、また別の効能や副作用があるので、お医者さんに聞いてくださいね。

 

ステロイド剤ってなに?

ステロイド剤ってよく聞くけど、ステロイドってなに?
と思っている方、多いと思います。

ステロイド剤とは、
人間の体のなかの副腎皮質という器官から分泌されるホルモンを基礎にして作られた医療品
のことなんです。

え、待って待って、副腎皮質から分泌されるホルモンってなに?

副腎皮質とは、
ふたつの腎臓にある皮質で、ストレスがかかったときに、副腎から作られる糖や脂肪の代謝や免疫の調整をする大切なホルモン
なのです!

この副腎皮質ホルモンに似た成分で化学的に作られた薬が、ステロイド剤。

実はこのステロイド剤、塗り薬だけでなく、飲む薬もあるんです。

塗る薬は、皮膚の炎症やかゆみ、化膿の症状や火傷の傷みを抑えたりしてくれます。
飲む薬は、からだの中の炎症を抑えたり、免疫力を抑制したり、喘息やリウマチなど、色々な病気の治療に使われています。

今回は、「塗るステロイド剤」についてスポットを当てましょう。

塗るステロイド剤には、強さが5段階あります。

症状が重い時には、強めのステロイド剤を、
症状が軽い時や皮膚が薄い場所には、弱めのステロイド剤を
お医者さんがその時の状態に応じて

また、塗布する部位によってもステロイド剤の吸収率が違うため、部位によっても使用する強度が変わります。

ステロイド剤は炎症を鎮めることを最も得意としているんです。
炎症を鎮めることによって、結果として湿疹や皮膚炎の症状を緩和させ、治療してくれます。

ところが、さすがはステロイド剤!炎症を鎮めるだけではないんです!!

炎症を促す物質や細胞の増殖を抑えたり、血管を収縮させてかゆみを抑えるといった効能もあるんです。
肌荒れを治すのはもちろん、その場所のかゆみを抑え、肌荒れ自体が起きにくくしてくれるのがステロイド剤なんです。

皮膚科で処方されるときは、症状がだんだんよくなってくると、だんだん弱いステロイド剤に切り替えることが多いようです。

私も、肌荒れがひどい時に、皮膚科で、ピンクのチューブのステロイド剤を処方され、その2週間後、今度はオレンジ色の薬を処方されました。

このように、強さが色々あるステロイド剤。
吸収率も部位によって違うので、自分で判断せずに、皮膚科のお医者さんに相談して使用するようにしましょう。

ステロイド、噂の副作用は大丈夫?

ステロイド剤が強い力を持っていて、肌荒れの治療にとても有効なのはわかりました。

「でも、強すぎて体に悪いんじゃない?」

おそらく多くの皆さんが持っている疑問なのではないでしょうか。

ステロイド剤が、どのような薬なのかは、なんとなくわかったけれど、一番心配な副作用。
使ってほんとに大丈夫なの??

人によって、出る副作用は様々だそうですが、いつなんどき、だれでも使用しまくっていいというようなお薬ではないのです。

副作用として言われているのは、

・毛細血管が拡張して、赤みを帯びたような皮膚になる

・保湿せず使用すると、逆に肌が乾燥しやすくなる

・色素沈着や多毛の原因になったりすることがある

報告されています。

え、色素沈着に多毛!?
女子には悲しすぎる副作用・・・涙(男子でも辛いかも・・・)

でも安心してください!

ステロイド剤=副作用

という考えが先行してしまっているように感じますが、これは明らかに間違った考えなんです。

局所的に使用して、短期間で正しく使用すると、副作用の心配はほぼないのだそうです。
また、そのような副作用が出ても、ステロイド剤の使用をやめると、症状は消えてしまうことがほとんどなのだそうです。

皮膚科医の先生たちは、副作用についても気を付けてくれているので、必ずお医者さんに相談したうえで使用することを心掛けましょう。

怖がらずにステロイド剤を正しく使用して、安全に治療することが肌荒れや皮膚炎を治す一歩なのです。

「用法用量をきちんと守る」ことが、どんな薬であっても使う上で大切なポイントです。

ステロイド剤の上手な塗り方とつきあい方

ステロイド剤の使い方は、お医者さんの指示に従って仕様することが大前提ですが、上手な塗り方とつきあい方についてもご紹介します。

これは素人ではわからないので、皮膚科の先生に話を聞いてきました。

塗る回数の目安は、1日2回。
できれば入浴後が良いとのことです。

入浴後に、まず保湿をして皮膚に水分を閉じ込めて乾燥を防いでから、肌荒れしている箇所のみにステロイド剤を塗布しましょう。

炎症が落ち着いてきたら、塗る回数を減らすのが良いそうです。

また、患部に塗り込むのではなく、のせるように塗るのがよいとのこと。

顔やまぶた、粘膜など皮膚の薄いところは、ステロイドを吸収しやすいので、使用するときはお医者さんに相談しましょう。

ステロイドを使用しにくい場所は、副作用が出にくい「プロトピック」というものを使用することもあるようです。
こちらの薬も色々と注意点が必要とのことなので、お医者さんの指示に従いましょう。

「カルテを持った白衣姿の女性」の写真[モデル:さとうゆい]

 

薬局など、市販薬は手に入る?

以前、病院で処方されたステロイド剤がよく効いたから、薬局などで購入して使いたいと思っている人もいるのではないでしょうか。

基本的に、処方されたものを指示通りに使うことが良いのですが、実は、ステロイド剤は薬局でも購入することができるのです。

夜中や旅行中の急な肌トラブルでも大丈夫です!

市販薬は、

「ステロイド剤」のみが入っている薬、

ステロイド剤」と「かゆみ止め」が入っている薬、

「ステロイド剤」と「抗生剤(化膿止め)」が含まれている薬、

と、症状やその時のお悩みによってそのお薬の効能や強度を選ぶことができます。

大きな薬局であれば薬剤師さんがいますので、一度相談してみることをおススメしますよ。
症状をきちんと薬剤師さんに伝えることで、あなたにぴったりの薬を教えてくれます。

子どもにもステロイドを使える?

お子さんの肌荒れが治らないことに悩むお母さんも多いと思います。
かゆそうにしているのを見るのはつらいですよね・・・

子どもの皮膚炎の基本的な治療としても、ステロイド剤を処方こともあるそうです。

子どもの肌は薄くデリケートなので、弱いステロイド剤での治療が多いとのこと。

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また、ステロイド剤を塗って、赤みが引いたからといって、勝手に外用をやめることのないようにしましょう。
しっかり治さないと、逆に悪化することがあるそうです。

子どもの肌はステロイドも吸収しやすいので、市販の薬で済ませてしまわずに、お子さんに合った薬をお医者さんに処方してもらいましょう!

ちなみに、赤ちゃんの肌荒れ対策についても、アッキーさんが記事を書いています♪
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ステロイド剤をうまく使って肌荒れを治そう!

ステロイド剤は、肌荒れの治療に効果的な作用をしてくれる反面、赤みが出たり、黒ずんでしまったり、乾燥するなどの副作用があらわれる可能性があります。

でも、お医者さんの指示に従って正しく使用することで副作用を気にすることなく、安全に使用でき、とても効果のある薬ということがわかりましたね。

私も、長年ステロイド剤と付き合ってきていますが、今回改めて皆さんにお話しすることで、多くのことを知ることができました。

ステロイド剤は正しく使えば怖くない薬。
不安なときは、市販薬に頼らずに、お医者さんに相談しましょうね。

ステロイド剤を上手に使って、肌荒れを治して、ぴかぴか肌を目指しましょう!

「歯痛ポーズのロシア人美女」の写真[モデル:モデルファクトリー]

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